サッカーのお話

2017明治安田生命J1リーグ第2節 vs浦和レッズ(AWAY)   


前節負傷交代した水沼は全治1ヶ月、古傷が再発の清武は無理したらいけるけど大事を取ってお休み。その上で、ジンヒョンが腰痛とこれも大事を取ってお休み。戦力が十分ではない状態で臨む浦和戦。

スタメンは水沼のところに丸岡、ジンヒョンのところに丹野。清武がいないので代わりは清原と、キヨからキヨへ。


失点シーン

開始から浦和にボールを持たれる展開。
相手のシュート数もなく、うまく守れていると思っていたら、スコーンとCB前に通ったパス。
これをCBを外してシュートされて最初のシュートで失点。なんでそこ通るかな・・・
(あとで調べていると、向こうが後ろで回してサイドを変える時、セレッソ側は守備のラインをボールサイドにスライドさせて対応するのですが、そこの距離感が乱れたところを狙われたという見解がありました。監督が守り方を仕込んで基本的には出来るようになったものの、90分それを徹底できなかったと。)

そしてサイドでボールを持った丸橋がボールを踏んでモタモタしているうちに詰められて奪われる展開からの失点。
更には足を伸ばして飛び込んで先にボールに触った蛍のクリアが相手にひっかかり、ど真ん中でフリーになった青木のパスからの失点。おいおい・・・

低い完成度

この試合、ボールを持った瞬間の相手の出足が早く、出しどころを探しているうちに詰められて苦しくなり苦し紛れのパスを奪われたり、そのまま囲まれて奪われたりと散々でした。

一部にはJ1とJ2のスピードがとかいう人もいますが、どちらかというと「ボールを持ってからパスの出しどころを探す」という去年の攻撃のやり方(攻撃の仕組みがなかったので、受け手の動きを見てからパスを出すしかなかった)が染み付いていて、そこが浦和の攻→守時に前線の選手でボールホルダーにアタックするやり方に思いっきりハマって2次・3次攻撃で手を変え品を変え攻められていた印象でした。
2失点目の丸橋の奪われ方を見て彼のところがクローズアップされていますが、それ以前に左でもボランチのところでもこういうシーンが散見されていたので、失点こそ関わらなかったものの全体的な傾向だったと思います。

シンプルに前に出すにしても、(引いて守ってるだけに前線が孤立したりして)前でおさめることができずに奪われたりオフサイドにかかったりで機能せず、GKに下げても作り直してもCBやサイドが持った時に同じ状況になり、正直やりようがありませんでした。
この攻撃の部分は磐田戦でも見えていたことで、本来去年積み上げておくべきことだったのですが、ご存知の通り去年は大熊清監督の個に任せたサッカーでほとんど何も積み上がってないため、今年から新たに作り直しているところ。こちらも経験値が圧倒的に足りませんし、仕込んでた新戦力もいなかったりと完成度はかなり低い状態。


よかったところとしては、ヨニッチのゴール。
ソウザのCKからニアに飛び込んでヘッドでゴールと、セットプレーで普通にやれるところを示しました。
あとは山村を前線で起用するオプションも、割と有効だったかなと。



まとめ

今期は442でいくと決めているようですが、このメンバー・このやり方では今年から積み上げている段階。そこの守備はある程度形にはなっているものの、まだまだ90分通してトップレベルの相手にやりきれる状況ではなかった印象。
1失点目は451なら守れたかもしれないけど、他の要因でスタートからはやらないんでしょうね。
攻撃面では、前でおさまらないことでロングボールのロストが多い上に、後ろから繋いでいく時の運び方がまだ整備されていない。
この状況で、浦和の前に人数をかけて攻めた直後のプレスがハマってしまったというのが、試合結果の大きな要因だったという認識です。

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2017明治安田生命J1リーグ第1節 vsジュビロ磐田(HOME)  

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苦労して昇格を勝ち取り、晴れてJ1に復帰したセレッソ。
ホームヤンマースタジアム長居で開幕を迎えました。

この日は快晴。青い空が映える絶好の観戦日和。
とはいえ、気温はかなり低く、重装備必須でした。

人・人・人

まず長居に着いて気付いたのは人が多いこと。
プライム先行入場の待機列が半端ない。
トレーニングセンターの入り口西の、バスが通るためのスペースを区切る柵の向こうのスペースにも並ぶようになり、ゴール裏とメインの間のゲートのところまで伸びた列が5列にも6列にもなっている状態。
J1効果なのか清武効果なのかわかりませんが、この日は33208人の大観衆でした。
ただ、この人数故にそこかしこで問題が。
まず一般入場がめちゃめちゃ混んでいて、入場にとんでもない時間がかかっていた模様。
また、セレッソバルに改名した屋台エリアでは、人が多すぎて待機列がとんでもなかったり、食事するためのテーブル付近まで動線が来ていて通行に支障がでていたりしていました。
ちなみに再入場のゲートがバルの入り口になっているため、バルを利用しないで外に出る人はバルの混雑を抜けないといけないという問題も発生していました。

指定管理者としての進化

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スタジアム外で気付いたのはもう一つ。
照明の柱に選手・監督のバナーが掲示されているのですが、ここにレッドブルのロゴが入っていました。
指定管理絡みで色々見ていたのですが、広告掲示に対しては市の許可が必要で、そこら辺の手続きがややこしかった記憶があります。そこがクリアになったということなんでしょうけど、これがOKなら指定管理者としての収入も増え、ビジネスの幅が広がることになります。
また、キンチョウスタジアムのホームゴール裏のピンクの壁部分にもシンハービールの大きな看板もできたといい、阪和線へのアピールも可能になってスポンサーとの結びつきも加速しそうです。

DAZNの影響

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まず会場にDAZNブースが出来ていました。
J に参入してプロモーションは必須。そういった意味で会場にブースが出来るのはいい傾向。

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スタジアム内部では、DAZN用のカメラが電光掲示板下最前列に設置されていました。
ただ、電光掲示板下が全面立ち入り禁止というわけではなく、2m四方ぐらいのスペース以外は普通に使えるようです。
もっとも真後ろとかだと視界が遮られるでしょうが。

電波環境については、HT時にネット接続の反応が鈍くなったりと、いろいろお察し状態。
DocomoのLTE回線での話ですが、ここは変わらずです。


試合について

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さて試合関連の話に入ります。
まず前提として、セレッソは昨季大熊清氏が監督をしていました。
人柄はいいと評判ですが采配・戦術的には問題があり、この1年の積み上げという面ではあまりいえるところがありません。
個の力に頼った戦い方で、選手から「ボール奪いどころが決まっていない」という言葉が何度も聞かれました。

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今年はというと、監督が尹晶煥氏に変わりました。
尹晶煥監督はまず守備から整備していて、TMではそこを重視した戦いになっていたようです。
ここがまず大きく違う部分となると思われます。
磐田の名波監督が「穴がある」と言ってましたが、TMとか見て言ってるんでしょうか。
去年の試合見て言ってるんちゃうの?とか思ってしまいますw


スタメンは以下の通り。

    曜一朗 健勇
関口           水沼
     蛍  ソウザ
丸橋 山下 ヨニッチ 松田
      ジンヒョン

清武が古傷の影響で離脱した以外はほぼ予想されていた通りのメンバーで、控えに丹野・茂庭・田中・丸岡・山村・大地・リカルドと、こちらは大地と満がサプライズでしょうか。
おそらく山村がトップ下かFWで丸岡が2列目なんでしょうけど、点が欲しい時のオプションが少し弱い印象。


実際の試合では、守備はかなり機能していました。
中村俊輔がボールを持つとそこをきっちり潰しているし、川又には自由にやらせない。
唯一松田陸とアダイウトンのところが危険でしたが、その後の展開がきっちり潰せているので破綻はせず。
普通の人は多分つまらない試合に映ったでしょうが、去年のことを考えると「普通のチームになってる!」「守備してるやん!」と感慨に浸るサポ多数w
そんだけ去年は色々不満だったんだよ……ホント。

攻撃に関しては裏に抜け出してもパスのタイミングがワンテンポ遅くてオフサイドになったりと、まだこれからといったところ。
この辺はけが人が戻ってきたりこれから整備したりと、上積み要素がまだ残っているので、そこ待ちですね。

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期待の新戦力について。
ヨニッチは当たりでしょう。山下とのコンビはかなり効いていて、川又をしっかり抑えていました。
水沼は後半早々にハムったようで、ちょっとしばらくは無理そうです。
ただ、2列目は丸岡や清原・福満がいるし、なんといっても清武がいます。
まだ何とかなるレベルでしょう。

試合は、0-0で終了。
健勇のポストに当たったのと、丸岡がパス選択したとこと、ソウザのFKをキャッチされたとこと、巻いてきたボールがギリギリ枠逸れたところの、どれかが入ってりゃなぁという印象。

試合後の混雑

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試合後、帰路についていると、臨南寺入口付近の歩道が片方閉鎖されていました。
客が多い時の迂回策の一つで、これにより地下鉄長居駅の南北入口に客が分散されるようになっていました。
一方、阪和線は大学の合格発表か何があったのかな?混んでいるところに客が集中して鶴ヶ丘駅は入場規制になっていたようです。
ただ、その場合でも地下鉄があるのが長居公園のメリットで、そちらに迂回した人も多かったようです。


試合のほうは、去年とは全然違って希望が持てる内容でした。
運営的には、大観衆による問題がいくつか露呈したのと、細かいところに変化が見えたのがトピックスでしょうか。


J2第13節 vsレノファ山口戦  

レノファ山口戦について。
結論からいうと2ー4の惨敗。ホンマなにやってんのよ・・・・

レノファ山口は世間で言われているように、多くの選手が連動した動きで崩していくサッカー。
強い縦のパスを入れて、レシーバーがワンタッチではたく。
ここに食いついたらDFが1人吸い寄せられて、他の選手が空きます。
なので、出来たスペースに動き直してそこで受ける。これを徹底してやってきています。

対するセレッソは、目の前の人に寄せて行くやり方。
以前から「順番に剥がされていって、人が足りなくなって決定機」というシーンが頻繁にありましたが、
山口のやり方はこういった守備が大好物。まずここをどうするかが鍵でした。

幸いにも1節前の金沢戦にそのヒントというか、答えそのものがありました。
金沢がどうやったかというと、ゴール前にコンパクトなブロックを作ってスペースを消し、
待ち構えて相手をつかまえて疲弊させること。
しかも3バックなので、両サイドが下がって5バック状態にすればかなり守りやすい。
連休の過密日程もあって、これはかなり有効でした。
あと、試合後の山口側のコメントには
・前に蹴ってきて後ろに引きずられて間延びしてしまった。
というのがありました。これも有効な手段。

対策としては、大きく分けて3つ。
1:縦パスの出し手を自由にやらせない
2:ワンタッチではたいた後の受け手やフィニッシャーを捕まえる
3:打ち合い上等で攻めまくり、相手の攻撃機会自体を削る

ではセレッソはどうやったのか。
選手間の距離を狭くして、コンパクトにしたかったのでしょうが、
人が変わっただけでいつものセレッソとあんまり変わりませんでした。


前半11分にそのシーンが訪れます。
敵陣でボールを奪われて山口がゆっくりと持ち上がります。
センターラインを超えた後にこの図の右サイドに振って自陣に戻した後、
センターサークルで庄司がパスを受けたタイミングの陣形がこれです。
1点目1

ソウザの位置が変なのは、直前に右サイドについて行ったからです。
ここで自陣からセンターサークルの10番庄司にパスが入ります。
この時、リカルドと曜一朗ゆっくり寄って行きますが、特にプレッシャーは与えていません。
ソウザとブルーノが44のブロックを作ろうと元のポジションに戻ろうとしています。
ただ、図をみればわかるように山下と椋原の間が大きく開いています。

10庄司と5番はパスを交換しながら敵味方の状況の変化を確認し、5が前を向きます。
この時、3番(違う番号かも?)が左サイドを駆け上がって行くのでそこにパス。
このタイミングの図がこちら。

1点目2

4と4の2つのラインの間に山口の選手が8・39・11・7と4人います。
ここで受けれたら山口のチャンスですが、さすがにそこは締めてます。
このタイミングで、椋原の近くにいた7番がブルーノと椋原の間を通ってボールをもらいに行きます。
椋原はここでブルーノに7番につくように指示を出しています。
3番はパスを5番に戻し、5番は7番にパスを出します。
そのタイミングの図がこちら
1点目3

7番へのパスと同時に、4番の小池がサイドを駆け上がります。
椋原は山下との間のスペースを埋めることができず、小池の対応が必要になります。
ブルーノは7番が目の前を横切っていくのを歩いて見ているだけだったので、
ブルーノから距離を取った場所でボールを受けた7番は完全にどフリーに。
余裕を持って、さっきから空いている山下と椋原の間にスルーパス。
小池は椋原から距離を取って加速し、スピードに乗って大きく回り込みます。
ファールで止めることすら叶わない距離を駆け抜けた小池は、どフリーでボールを受けます。
後はジンヒョンとの1vs1を股抜きしてゲット。
現地で見ていて、なんであんなにスコーンと抜かれたのかと思いましたが、ビデオを見るとこれはヒドい。


まずこのシーン、ブルーノの位置が問題でした。
7番がフリーで浮いていて、何のプレッシャーもない状態になっています。
椋原が指をさして指示しているのはそこ。
7番がボールをもって初めてブルーノが慌てて近寄るも、
プレーに関与できる位置につく前にスルーパスを出されてしまっています。
これは元々ブルーノがFWだったのもあるでしょうが、
そもそもそういう守備の決め事が出来てないのでは?という疑念が。
ここは編成面の問題と守備組織の構築がうまくいっていない監督の問題でしょう。

このシーンで椋原が叩かれるでしょうけど、
椋原は指示を与えていたことで小池への対応が遅れています。
ここをフリーにしているため、慌てて近寄ってボールから視線を切っています。
そのタイミングでの速いスルーパスに、椋原はボールへも人にもつききれず中途半端なプレーに。
この対応についてはまずかったところでしょう。

ただこれ、椋原が全部悪いわけではないです。
直接的な原因は、ボールと相手選手へ視線を送るタイミングによる死角を突かれたもの。
そこにブルーノへの指示で時間を取られたという要素も絡んでます。
でも根本的な問題は、守備組織なんですよね。
7番にパスが入る時に椋原との距離が開いていることに気付けてなくて、
ライン全体がそちらにスライド出来てなかった。
あそこを締めておかないと、そりゃ裏を狙う仕組みのあるところだとそこ使いますって。
あそこ使われたのは他にもあったと思いますが、探す気も起きないのでパス。


その後2点取りますが、今回は守備に視点を置きますので、今回はスルー。
2失点目を見ていきます。
自陣コーナー付近でのスローインです。
赤が山口の選手の動き、白がボールの動きです。
このシーンの直前に椋原が茂庭に交代しています。
現地で見た時は、意図としては左サイド守備の強化なのかなと思っていましたが、
監督コメントを見るとそうでもなかったようで、なんだかよくわかりません。

2点目

この場面、交代直後でマークが云々という話が出ていたので一応状況を書いておきます。

まず、スローインのタイミングで守備陣はラインを作っています。
山下のところに相手8番がいますが、ゴールライン際からスロワーに寄って行きます。
山下はゴール前が空いてしまうのを嫌ったかついていかない。
8番が動いた直後に茂庭が振り返りますが、センターサークル側に頭を振っていて8番が視界に入らない。
8番は茂庭の頭の後ろの死角を走って行きます。

茂庭はスロワーに視線を送りますが、突然死角から8番が現れて慌てる。
8番はボールを落とし、7番(8番がボールを落とす前にバックステップして、近くの選手の死角に消える動きを見せています)がそこに走り込む。
7番はライナー性の強いボールをペナルティスポット方面に蹴る。
この時ゴール正面には田中がいましたが、その死角から11番が走り込んで来る。
11番は田中ともつれ合いながらヘッド。ジンヒョンはノーチャンス。

このプレーも、死角をうまく使っています。
交代によって守備が混乱というイメージがありましたが、
交代する前の状態なら大丈夫だったかというと、死角をついたプレーだけにそれは微妙。
個人的にはこの失点に限っては、交代による混乱でマークが外れたというのは違うと思います。
多分これ用意していたパターンなんでしょう。
今までにやってるかは知りませんが、ひょっとしたら非公開練習でやってた1つなのかもしれません。



3失点目。自陣ゴール前のシーンから。
山口のクロスが上がり跳ね返しますが、ソウザがトラップする際を詰められてボールを奪われます。
このためソウザが前につり出されてバイタルエリアが手薄な状態。
図はそのタイミングです。

3点目


ここで問題なのは、橋本のそばにいる11番。
一見橋本が見れるように思いますが、実は橋本はボールホルダーの4番を見ているので死角になっています。
一方、近くにいる健勇はこの位置で歩いていて、11番をフリーにしています。

また、DFラインの2人はどちらも山下と茂庭の死角にいます。
4番がボールを持ったことで、2人とも死角から前に出て来ます
山下が外に引っ張られ、茂庭が19番と競る中、その間に11番が突っ込んできます。
あとは4からのパスを8がすらして、足元に来たボールを11番がシュートしてゲット。
ジンヒョンはノーチャンス。


一番の問題は11番をフリーにしたところ。
一応最終ラインの横の距離は詰めて狭くしてるんですが、その前が誰もいない状態なので、
そこにもう一人敵が加わると破綻します。
そして実際に11番が加わって、局面で2vs3の数的不利に持ち込まれてます。
カウンターのカウンターでポジショニングがおかしくなっていたのが影響しました。
とはいえ、ここは健勇がついて欲しかった。
ちなみにその健勇は、この数分後に交代となっています。




4点目についてはリスクを負って攻めに転じていただけに、もう分析はしません。





何度も何度も動き直し、相手の死角に隠れては肝心な場面で顔を出す。
そしてそれをワンタッチで次のプレーに繋げようとする。
山口の攻撃は明らかにこれを意図してやってます。
これは事前のスカウティングで分かっていたはず。
試合後のソウザのコメントからもそれがうかがえます。


球離れの速い相手に対して食いついていくと、
ボールに触れる位置に来るまでにパスされて、
食いついた選手がプレーに関与できず無効化してしまいます。
じゃぁどうするかというのがこの試合の肝で、セレッソは有効な策が打てなかった。
「気持ち」「集中力」「メンタル」という曖昧さを「戦術」というロジックで粉砕された。
そういう試合だったという認識です。
だからこそ、悔しくてたまらないし、試合後の監督コメントを聞いて憤るわけです。

J2第7節 vs清水エスパルス  

先週末の清水エスパルス戦。
セレッソ的には、前節千葉戦との連戦となっていてセレッソにとって前半の山場の1つです。
日本平時代から12年間勝ってないセレッソと、去年からずっとアイスタで勝ってない清水。
どっちの負の力が強いのか選手権?

今回スカパー観戦だったのですが、サタデーなんちゃらという企画があったようで、
サッカー観戦に慣れている人にとってはとにかくストレスが溜まりました。
ゴール裏のサポを足元から煽って撮るような構図が頻繁に出てきたり、
選手のアップが多くてプレーが始まっても切り替わらない。
よりによってJ2で一番APTが長い清水の試合でそれをやっちゃうのが。
どなたかAPTみたいにプレー中の映像を流している時間測定してみてくれませんかね・・・
とはいえ、J2では取っていないスプリント回数や走行距離のデータが出てきて、
これはなかなか良かったです。そのデータについては後程触れていきます。

セレッソのスタメンは前節と変わらず。
清水はGK西部が怪我で入れ替わったのと、元セレッソの村田がスタメン。
切り札を最初から出しちゃうと困らないかな?と、セレッソ的には助かった部分がありました。
APTが長くなるということは、後半最後の方にスタミナがなくなったり集中力が切れ、
ミスが起きる可能性が高くなってくる。
そこにスピードのある村田がフレッシュな状態で入ってくると、ちょっと嫌だなというイメージです。
ここまで彼が効いていたのはそういったシチュエーションがあったからだと思っていたのですが。

試合の方に移ります。
前半はどちらかというと清水が積極的だったイメージ。
スプリント回数や走行距離のデータは、清水の選手が上位を占めていました。
こんなに走っていると、最後まで持たないだろうなという印象。

後半に入り、清水の鎌田がリカルドのシュートタイミングにボールとリカルドの間に足を入れて蹴られて負傷交代。
どうやら6か月の重傷だったようで・・・
69分。ここまで効いていたデュークが鄭大世に交代。
その直後、リカルドのゴールが生まれて先制。
距離のあるところからゴール向かって右ギリギリのところへのゴールでした。
これは金沢戦の健勇のシュートを思い出しました。
さて、交代した鄭大世。この交代は正直助かりました。
コンディションの問題なのか、デュークほどの脅威がなかったです。

先制したことにより守備への意識が高くなり、ボールは持たれるものの守れている。
そんな中の82分。
山村がドフリーでボールを受けてシュート。
アウトサイドで引っ掛けたシュートは、枠外と見切ったGKの判断を嘲笑うように、
巻いて枠内に曲がっていきました。これで勝負あり。
あとは最近クローザーと化してきた澤上と、今季初出場の玉田を投入して試合を締めました。


終わってみると、スカパーで出ていたスプリント回数と走行距離の上位はセレッソの選手が多かったです。
前半が清水の選手だらけだったのを考えると、後半は相当上回っていたんでしょうね。

http://www.football-lab.jp/shim/report/?year=2016&month=04&date=09(FootballLabさんのレビュー)
この日のAPTは59分台。セレッソ的には今期ここまでで最長。
清水的にもここまでのAPTの平均(57分台)より長く、タフな試合となりました。
元々APTが長い傾向のある清水が前半スプリント回数・走行距離の選手が多かったのは、
セレッソが後半に勝負をかけるためにそう仕向けたのかたまたまなのかわかりませんが、
試合に大きく影響したと思います。
村田スタメンとデューク交代に助かった感があったものの、
そうでなくても有利だったんじゃないかなと思います。

J3第1節 vsグルージャ盛岡(H)   

日曜日のU23開幕戦。
経費削減のため、スタッフの多い土曜日にタペストリーやブースを撤去したり、
LED広告をゴール裏3/5ぐらいにしたり、スタンドはメインのみにしたりと、いろいろやっています。
(ちなみにLED広告は光ってなかった気がします)

その他、運営上で気が付いた点を挙げておきます
・フードパークなし(メインスタンドの中の売店のみ)
・先行入場なし
・再入場可能
・中央上段に記者席がある
・グッズ売店が中央ゲートにある
・総合案内所は中央ゲートグッズ売り場横(折りたたみ式の長いテーブルに2人座っているだけの簡素なもの)
・DJは女の人(西川くんはいない)
・ワンタッチパスのリーダーは見かけなかった
・その他イベント無し
天皇杯とか関西学生リーグの試合をイメージしてもらえばよいでしょうか。

ただ、土曜日の試合でチケットを売る告知が不十分だったりと、まだいろいろ問題もありそうです。
相手関係もあるかもしれませんが、動員的にU23チームで最下位(1869人)だったのもちょっとアレです。
ちなみにこれぐらいの入りだと、上段狙いの人は席を選ばないならK.O.1時間前とか直前でも全然OKです。
ブロック端(通路横の席)狙いでも場所によっちゃK.O.30分前でもいけました。
下段中央貴賓席下狙いとかならもっと早くないとダメでしょうけどね。

スタメンについて。
まず、土曜日にトップチームの試合に出た澤上ですが、この試合スタメンでした。
スタメンが発表された瞬間に「あれ?1分でも試合に出ていれば無理だったのでは?」という意見が続出。
自分もその1人でした。

これに関するレギュレーションがこちら↓
http://www.jleague.jp/release/post-40975/

15 同日の試合出場
トップ/U-23の試合でベンチ入りのみならば、同日に別の試合に出場可。1分でもプレーしたら、同日には別のチームでは出場不可。


これによると「同日」だと出場不可能ですが、「翌日」「同じ節」とは書いていません。
よって開催日がずれた場合には出場可能という解釈になります。
澤上の場合はJ2の翌日の試合なので、連日出ることはコンディション面はともかくレギュレーション上は可能です。

なお、警告・退場についてはJ2とJ3は別大会なので原則的にカテゴリー違いでは影響しません。
但し、大会の残り日数以上の出場停止処分が下された場合、違う大会で消化される場合もあります。
ここはJの規則を確認ください。このブログにも関連した記事があるので、そちらを参照ください



さて、試合の方ですが、結果から言うと2ー0での勝利。
ただ、得点差ほど圧倒できていたわけではなく、相手の決定機もかなりありました。
とはいえ、前からの連動したプレスで結構ボールを奪えていて、相手陣内でプレーする時間もかなりありました。
そこをかわされてカウンターになる危険なシーンもありましたが、相手の精度の問題もあって無失点で切り抜けた印象。

GK丹野が交代したのは、相手の足が顔に当たって出血したため。
鼻か口かはわかりませんが、すぐに立ち上がったりベンチに座っていたりで、深刻そうな雰囲気はありませんでした。


U23の試合で気になったのは清原。
この日キャプテンマークを巻いた清原は、この中では抜けている印象。
CKから決めたゴールシーンなんかも、身長の割に打点の高いヘディングでなかなか面白い存在。
J3時代に盛岡相手に何度も決めていたようで、相手が嫌がっていたらしいです。
リードを奪った直後の前半最後の方でFKを獲得した時、
素早くリスタートしようとした味方を制して時間をかけさせたりと、
イケイケになりがちな若手をうまくコントロールしていました。

澤上もこの中では1つ抜けた存在。
やりたいポジションで経験を積め、いつでもトップのポジションを奪えるようになって欲しいところ。
前日J2に出て翌日J3というパターンが今後もありそうでコンディション作りが大変かもしれませんが、
その分いい経験を積めるはずです。

後は米澤。
J3は秋田で経験していて、やれることは証明していました。
この日の試合も何度も決定機に絡んでいて、オフサイドになったとはいえネットも揺らしていました。
そして清原のDFラインの裏に出したスルーパスに反応して抜け出して、今度は本当にゴール。
一番層の厚いポジションだけに今すぐトップというのは無理かもしれませんが、そのうち上にいくんだろうな。


結果としてはU23勢唯一の勝利で、首位スタートとなりました。
まぁ他のU23はACLを控えてOAが使いきれていないというのもありますがね。
ちなみにトップとの兄弟首位という珍しい状況です。

この日、FC東京U23はベンチが3人、G大阪U23は4人、C大阪U23は5人と、ベンチ枠が埋めきれていません。
うち以外はACLもあってOAが埋めきれていないなどどこもやりくりが大変そうで、こういう傾向になっていきそうな雰囲気です。
下部組織から引き上げることで玉突き式に下部組織の各カテゴリーの戦いが苦しくなりそうという予測もあり、今後もその辺りを注目しておいた方がよさそうです。

2種登録選手はU23の各チームで使われていたようです。
セレッソでいうと森下・斧澤が出場していました。
これまでは2種登録選手としてトップチームに参加しても試合に出れていませんでしたが、
こういった選手達がプロの試合に出れるようになるのは、いい経験になりそうです。
ちなみに森下はJ3出場最年少記録らしいですが、2種登録選手が今後増えることから、
すぐに記録は破られるでしょう。


試合を見て感じたのは、参加する意義は十分あるということ。
通年プロの公式戦に出れる環境や、本気で勝ちに来る相手とやれるというのは大きいです。
1人でも多くトップチームで活躍できることを期待します。

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