サッカーのお話

ヤンマーのニューヨークレッドブルズとの契約について  




ヤンマーといえばセレッソの前身。
ヤンマーはサッカー・ヨットなど、スポーツを通じて企業イメージをあげようとしています。
以前セレッソがACLに出場した時、東南アジアへの露出がかなり増え、
それに味をしめてサッカーをうまく商売に結びつけようと動いているといいます。
昔でいうとブラジル方面への売り込みにおいてもいろいろメリットがあったでしょうし、
最近ではマンチェスターユナイテッドへのスポンサードで欧州進出したのも記憶にあります。
そして、次の市場として目をつけたのは北米。

NYレッドブルズ、ヤンマーと“クラブ史上最大”のパートナー契約を締結
http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20150323/294245.html

メジャーリーグサッカー(MLS)のNYレッドブルズとのパートナー契約。
レッドブルはあの拓実が移籍したザルツブルグの親会社。
当時のメトロスターズをレッドブルが買い取ってNYレッドブルズになったようです。

ヤンマーとしては、北米市場に売り込むための足がかりとしてメリットがあります。
ご存知のようにアメリカは農業大国。
いろんな農機具を売る上で、この市場は相当魅力があります。

契約期間、金額とかは公表されてませんが、
話によると「7桁」とのこと。
北米なんでおそらく$。億単位の金が動いているようです。

MLSの各クラブの経営規模規模としては、大体10〜50億円。
Jとそんなに変わりません。
ちなみに2013年のNYレッドブルズの収入は約2750万ドル。
大体25〜30億円くらいでしょうか。
ここにどれだけぶっこんだのかはわかりませんが、
少なくとも億単位の金をぶっこんでます。

レッドブル、MLSから撤退か…NYレッドブルズとスタジアムを売却へ
http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20141002/238109.html
ただこのレッドブルズ、去年の10月にはレッドブルが撤退?なんて話もあったようです。
どうもレッドブルの経営不振でスポーツ部門への投資を下げたかったとかで、
拓実のいるザルツブルグの方に予算を割り振る方向なようです。
アンリが退団したのもこの絡みなようで、
ヤンマーが目をつけたのも、ここらへんの事情がありそうです。
さすがにこの記事にある3億ドルをぶっ込んでクラブを買うということはないとは思いますが。


よく言われているのがマンチェスターシティとマリノスの関係。
あれはプレミアの「クラブ」が日本に現地法人を作っているというように、
大きな資本を外国に投下して経営に関わろうというもの。
今回の話はスポンサー企業が外国のクラブに資本を投下するということで、
シティの件とは少し意味合いが違います。

ただ、今回の会見に出ていたのが、
セレッソの非常勤の取締役であるヤンマーの人だということ。
もちろん同じような立場なんで行っただけという見方もできますが、

「んなわけあれへんやろー」

という印象。
現状は単なるスポンサーでしょうが、
選手・スタッフや下部組織の交流、MLSの情報収集など、やれることは一杯あるはず。
さて、何を企んでいるのやら。

とかいってると、今日大きなリリースが。
http://www.cerezo.co.jp/news_detail.asp?c_idx=10015447&contents_code=100100100
元鹿島で、海外挑戦をするということで神戸との契約を延長しなかった田代有三がセレッソ入り。
って、えぇぇぇぇぇぇぇぇwwwwwwwww
ジンヒョン後ろ後ろのあれで有名な田代かいなww


色々調べてみると、アウトゥオリが指揮した時にお気に入りだったそうで、
そちらのルートぽいなぁという印象。
ただ、ここで気になる情報としては、
田代は移籍に関係してMLSのニューイングランドレボリューションのキャンプに参加していたといいます。
残念ながら移籍には至らなかった模様ですが、
この辺は当然MLSのクラブのスポンサーになったヤンマーにも情報が入っていそうで、
この絡みからクラブに情報が入り、アウトゥオリとの経緯もあって話が進んだ可能性もあるなぁと。
あくまで想像ですが、ありそうな話ですよね。

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永井龍と秋山大地のレンタル移籍  

何やらTMの裏でお漏らしあったとかなかったとかですが、
それは置いといて、びっくりしました。

リリースをみると永井龍が大分へ、秋山大地が愛媛にレンタル移籍。
どちらも7月12日までと、ホームのセレッソvs札幌戦の日までの契約。
どちらもセレッソとの対戦では出場できない契約となっています。

まず、セレッソでの現状。
永井龍はフォルラン・カカウ・玉田・パブロがいて出れそうにないです。
3トップとしてもこの4人の次かというと、
そこに関口というパターンもあり明確な5番手ってわけでもない。
非常に厳しい状況です。

秋山大地については山口蛍・扇原貴宏・関口・アーリアがいて、
しかも安藤や橋本もいる。
ここに割って入るのはなかなか難しい。
また、夏に丸岡満がドルトムントから戻って来る可能性もあり、
その上今年がプロC契約の3年目で、A契約になるための試合時間はほとんど稼げてない状況。
(C契約は規則上3年目までしか許されないのでその後はA契約もしくはB契約となり、
クラブとしては契約を継続するかどうか判断する節目の年と言われています)
これを稼ぐためにも、今年頭の時点でも出れるところに行くという選択肢も考えられる状況でした。

大分は前線の外国人がいなくなるとかいう話があり、
愛媛はボランチが怪我で離脱中。
どちらも出場機会としてはセレッソよりはありそうです。
そして、どちらも経営上あまりコストはかけたくないという事情があります。
買取られるリスクは他に比べて少し低めかもしれません。

気になるのは両方とも夏までの契約。
これが何を意味するのか。

FWとボランチについては、夏に出て行く可能性があります。
フォルラン・カカウ・蛍・タカ・アーリア。
これだけの選手が全員いなくなることはさすがにないでしょうが、
複数出て行くことは考えられる情勢。
それのリスク管理の一つとしての契約期間であるという見方もあります。

また、相手の経済事情もあるかもしれません。
半年使ってみてダメなら継続しないという考えもあるのでは。
愛媛の方なんか、怪我人が戻ってきたらダブつくわけですしね。

個人的には、この話がどちら主導で出てきたのかが気になります。
相手側から話があったなら、クラブは選手に伝えてどうしたいか聞いた上で判断するのでは。
この場合、本人が行くといえばクラブ側は恐らくその方向で動くでしょう。
(もちろん相手次第で断るというのもあるでしょうが)
逆になんらかの理由でセレッソ側が他に打診していたケース。
この場合は、セカンドチームを運営する上でこれはどうなん?という気もします。
この件でいくつか意見を見てきましたが、
どちらの経緯かで話は大きく変わってくると思います。
少し前にとある企画の予告(未実施)で大地ぽい写真があがっていましたが、
それを考えるとクラブ内部でも急に決まった話(オファーがきた=前者?)なのかなとも思います。


ちなみに今年の移籍ウインドーについては、
1回目のウインドーが今週金曜日まで、
2回目は7月10日(金)〜8月7日(金)まで。
2人放出したことで誰か来るという見方もあるかもしれません。
今週金曜日までに何か動きがあるかもしれませんが、はたして。

とにかく2人は短い時間になるかもしれないけど、
必死にやるしかありません。
大地についてはとにかく出場時間を稼ぐこと。
なんとかA契約になれるだけの時間出ないと。

育成世代の海外遠征回数におけるセレッソの立ち位置  

ハナサカクラブの総会を終えて、ふと思いました。
セレッソはハナサカクラブのおかげで海外遠征の経験を積めている
という話がありますが、よそと比べてどうなんだろうと。

このときはふとした疑問だったんですが、
JFAの議事録を見ていて、この疑問に関係しそうなデータが取れそうだったので、
少し時間をとってまとめて見ました。

なお、遠征=海外の相手とやる回数と言うわけではないことに注意してください。
あちらから日本に来て試合をするということもあります。
また、遠征した国=相手の国というわけでもないです。
例えば韓国に遠征したけど、
そこで開かれている大会にバルサが来ているなんてこともあります。

それではソースとなっているドキュメントと、
データのカウントの仕方について簡単に書いておきます。

資料)
JFAのHPにある理事会報告のPDF
http://www.jfa.jp/about_jfa/report/executive_committee.html#ec1502

集計方法)
・各議事録のPDFから「海外遠征申請の件」に書かれている遠征をカウント。
・J1/J2のクラブが関与していると思われるクラブについてカウント。
・データとしては2014/1/1~2014/12/31までの出発についてカウントする。
 (どこで切るかは議論の余地ありだけど、区切りがいいここで切りました)
・各カテゴリについてはPDFに記載されている「第2種」などの文字で機械的に判別




それでは集計結果を書いていこうと思います。
括弧の中は遠征先で、数字は回数です。
遠征回数と国の数が合わないのは、一回の遠征で複数国に行くこともあるからです。
括弧の後ろはJFAにおけるカテゴリーです。
第2種/第3種/第4種はそれぞれ高校年代/中学年代/小学年代と思ってください



8回:柏(スペイン3/ドイツ/アラブ首長国連邦/カタール/オランダ/韓国)第2種2回/第3種3回/第4種3回

7回:鹿島(ブラジル3/スペイン/ポルトガル/オランダ/韓国)第2種1回/第3種3回/第4種3回

6回:G大阪(韓国3/スペイン2/インドネシア)第2種1回/第3種4回/第4種1回

5回:C大阪(韓国2/スペイン/スウェーデン/イタリア/オランダ/ドイツ)第2種3回/第3種1回/第4種1回

4回:横浜FM(チェコ/メキシコ/韓国/スイス)第2種2回/第3種2回
   千葉(カタール2/メキシコ/スペイン)第2種1回/第3種3回
   大宮(オランダ2/スペイン/ベルギー/トルコ)第2種1回/第3種1回/第4種2回

3回:浦和(韓国/チャイニーズタイペイ/スペイン)第2種2回/第3種1回
   新潟(韓国2/ドイツ)第2種2回/第3種1回

2回:FC東京(オランダ/フランス)第3種2回
   岐阜(韓国/シンガポール)第2種1回/第3種1回
   東京V(ブラジル2)第3種2回
   長崎(韓国2)第2種1回/第3種1回
   川崎(ベトナム2)第3種2回
    ※川崎は2回目の遠征が現地情勢のため中止なので、実質1回
   横浜FC(スペイン/韓国)第2種1回/第3種1回
   京都(オランダ/スペイン)第2種1回/第3種1回
   広島(韓国2)第2種2回
   清水(スペイン/ブラジル)第2種1回/第3種1回
   仙台(韓国/イタリア)第2種1回/第3種1回
   磐田(ドイツ/オランダ/韓国)第2種1回/第3種1回
   名古屋(タイ/スペイン)第3種1回/第4種1回

1回:北九州(韓国)第2種1回
   熊本(スペイン)第3種1回
   山形(タイ)第3種1回
   湘南(トルコ)第3種1回
   神戸(韓国)第4種1回
   徳島(韓国)第2種1回

0回:鳥栖・松本・甲府・岡山・讃岐・札幌・愛媛・水戸・栃木・群馬・金沢・福岡・大分


まず柏の遠征がかなり多い。
各カテゴリーで複数回行ってるという充実振り。
2013年のアカデミー運営経費を見ると4億ぐらい。
他と比べても決して多くないんですが、やたら海外に行ってますね。


2位は鹿島。
ここはブラジルへ行く回数が多く、他と少し傾向が違います。
鹿島はつくばにも下部組織を持っていて、
つくばが単体で行くことで回数が増えているようです。
これは海外を経験する人数が増えるというメリットがあります。

3位ガンバも同様で堺にジュニアユースがあるので
そちらが単体で行くこともあり回数が増えています。
ここは3種チームの遠征回数が多いという傾向にあります。

4位セレッソの場合は、行き先が韓国か欧州という傾向にあります。
欧州遠征はお金がかかるんですが、
ここをハナサカクラブの資金で賄っています。
また、第2種チームの遠征回数が多いのも特徴です。

なお、ここまでのクラブ(+大宮)は各年代で海外を経験させることができています。


その他のクラブについて。
遠征先としては、提携しているところ・クラブと関係が深そうな国へ行ったり、
少ない予算でうまくやりくりしているところや、
回数よりも強いところとやるという意図が見えるところもあります。

また、少ない回数のところはどうしても各年代に海外を経験させるところまで手が回りませんが、
1回しか行っていないところで高校年代ではなく下の世代を行かせるクラブもあって
色々クラブの考え方が見えそうです。

遠征0のクラブに関しては、
予算の少ないところや、上がってきて間もないクラブがそうなっちゃってます。
これは後発のクラブで育成組織の整備が遅れているのもあるのかな。
ちなみに地域の協会や学校単位で海外遠征しているところもあるようです。


遠征先については色々な傾向があります。
まず韓国に行く頻度が多い。
これは近場ということで遠征費も安いという点があるからでしょう。
チャイニーズタイペイも同じ理由でしょうか。
ただ、中国には全く行っていないです。
J以外のいわゆる町クラブとか地域選抜は行ってるんですけどね。
なんか意外でした。

そして欧州も多い。ドイツ・スペイン・オランダ辺りが人気ですが、
チェコとかトルコに行くところもある。

南米はブラジルのみ。
Jにブラジル人が多いので、つてもあるんでしょう。

そして意外と多いのは東南アジア。これはJの提携絡みでしょうね。
変わったところでは中東もいくつか。
オーストラリアはどこもなし。この辺りは移動費とかの兼ね合いでしょうか。


各年代の遠征回数の合計もついでにあげておきます。

J1/J2クラブ合計
第2種 25回
第3種 38回
第4種 11回

地域の協会や学校・その他のクラブも含めた全遠征回数が大体2:3:1といった比率。
傾向としては似てるでしょうか。
ゴールデンエイジの第4種世代が海外との違いを体感したほうがいいでしょうし、
もうちょいこの比率が揃ってきたほうがいいんでしょうね。


関西勢を見てみましょうか。
G大阪は第3種に力を入れている印象。
世代によっては吹田と堺の2チームがあるので、
海外に行く選手の数としては多い気がします。

京都は第3種以上での遠征はあるものの、第4種では遠征なし。
但し遠征先はオランダ・スペインといい経験をしています。

神戸については第4種の韓国遠征のみと、少し寂しい印象。
ただ、近年寮に力を入れたりグラウンドも整備したんでしたっけ?
そろそろ遠征についても力を入れてくるのでは。

関西勢の海外遠征における序列としては、
両大阪が一歩抜け出して、京都・神戸が続いている印象。
新たな才能を集める材料としてアピールできるポイントではないでしょうか。


冒頭に書いた、セレッソの現在の立ち位置について。
各年代で海外を経験できている。
回数的にも他に引けをとらないようになってきている。
そして遠征先の質も高い。
Jでも有数の経験が出来ているのではないでしょうか。
ただ、柏・鹿島と比べると、まだ少し差があるようです。

関西ではG大阪とトップを争う立場。
あちらは中学世代の遠征が多いけど、こっちは高校世代の遠征が多い。
色々興味深いです。


今後の課題としては回数を増やすこと。
特に下の世代での海外遠征の機会を増やして
海外を経験したことのある選手を増やすというところに力を入れたいところ。
柏や鹿島なんか理想的な環境ですよね。ここら辺が目標になるでしょうか。

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