サッカーのお話

2016シーズン編成まとめ  

この記事では、噂・報道・公式発表された選手動向を、可能な限りソース付きで記録していきます。
ただし、公式発表についてはわざわざリンク張るのもめんどくさいので省略します。
マイセレでリリースをまとめているページがありましたので、そちらを参照ください。
なお、リンク先については見つけたときのものを貼っていますので、削除されたり更新されている場合がありますのでご注意を。

※更新情報
12/14:染谷・橋本・ボギョン・ジンヒョンの情報追加・更新
12/15:染谷・柿谷・杉本・エジソン・ジンヒョン・アーリア・フリー?な監督・荻野の情報追加・更新
12/16:荻野・ジンヒョンの情報更新
12/17:山口・柿谷の情報更新
12/18:山口の情報更新
12/19:山口の情報更新
12/22:公式発表(6人)追加
12/23:杉本・中澤公式発表追加
12/25:公式発表(5人)追加&漏れてた・誤記修正
12/26:染谷・柿谷・丸岡の情報更新
12/27:ブルーノの情報追加
12/28:清原・リカルド・松田陸の情報追加
12/30:山下・藤本・池田・小暮・西本の情報追加
1/3:ボギョンの情報更新
1/4:扇原・玉田・北野・柿谷の情報追加更新
1/6:前川の情報追加
1/8:松田陸の情報更新
1/10:椋原の情報追加
1/11:山村・田中・関口の情報追加更新
1/12:ジンヒョンの情報更新
1/14:パブロ・エジミウソン・マグノ・リカルド・ブルーノ・ソウザ・田代・平野の情報追加更新


<Out>
FWエジミウソン・・・退団報道あり
            1/7レッドブルブラジルへ完全移籍(本人フェイスブック)
            1/14退団発表(公式)

MFパブロ・・・退団報道あり
        1/14退団発表(公式)

MFマグノ・・・退団報道あり
        1/5アトレティコゴイアエンセに移籍
        1/14退団発表(公式)

MF楠神順平・・・退団公式発表

MF岡田武瑠・・・退団公式発表

MF橋本英郎・・・退団濃厚報道
           →12/14延長要請
             12/25契約更新(公式発表)

DF染谷 悠太・・・12/14京都がオファーも慰留に努めている
           12/26京都復帰報道
           12/30京都へ完全移籍(公式発表)

GKキムジンヒョン・・・12/11水原三星がセレッソに値段を確認も高すぎて撤退?
            →12/14蔚山現代は、大邸の控えGKのCho Hyun-wooについて、獲得の優先度をジンヒョンより引き上げた
             ※蔚山と水原は神戸(キムスンギュ:蔚山現代)と川崎(チョン・ソンリョン:水原三星)に
               GKを引き抜かれそうで、代わりを探しています
            →12/15蔚山現代は釜山所属のU23代表GK李昌根(Lee Chang Geun)と契約
                 ※これが本当ならキムスンギュの穴が埋まった可能性アリ?
            →12/16 水原三星は川崎に引き抜かれそうなチョン・ソンリョンの代わりをNo Dong-geon設定した模様
              ※12/16現在の蔚山現代の状況についてはこの記事(日本語訳はこちら)に経緯がある
                (ジンヒョンが高額なので、キムスンギュと再交渉するとある。)
1/9 残留が基本線(エルゴラッソ紙面)
              1/12契約更新発表(公式)

山口蛍・・・12/17ハノーファーに完全移籍濃厚
       12/18ハノーファーから完全移籍での獲得オファーが正式に届いた
       12/1917日に渡独し、現地でメディカルチェック中
       12/21移籍合意を正式発表(公式)。移籍金は€150万

FW永井龍・・・12/25V長崎に完全移籍(公式発表)

MF吉野・・・12/30甲府へ完全移籍(公式発表)

FW前川・・・1/7徳島に期限付き移籍(公式発表)

<In>
FW大黒将志(京都サンガ)・・・シーズン終了後、正式オファーへ
                  10/22 C大阪が元日本代表FW大黒将志獲得オファーへ

FW柿谷曜一朗(スイス:バーゼル)・・・11/13復帰要請へ?
                      C大阪が柿谷に復帰要請へ 玉田社長「補強の候補」
                      12/15復帰も視野に入れている
                      12/17期限付き移籍へ「可能性ある」(ニッカン)
                      12/26完全移籍報道(ニッカン)
                      1/4完全移籍(公式発表)
                      1/8違約金は70万スイスフラン?※約8200万円

DF松田陸(FC東京)・・・12/8正式オファー済(福岡もオファー予定)
               東京DF松田獲得へ、C大阪と福岡がPO延長争奪戦
               12/28争奪戦一歩リード(スポニチ)、DF松田はC大阪へ(東京中日スポーツ:FC東京大本営)
1/8完全移籍(公式発表)

FW杉本健勇・・・12/15獲得に乗り出す。順調なら年内正式決定(川崎との契約は1年残っている)
           12/23移籍正式発表(完全)

MFソウザ(クルゼイロ)・・・12/8正式オファー
               12/8 http://futebolweb.com/2015/12/devolvido-pelo-bahia-ao-cruzeiro-souza-deve-ir-para-o-futebol-japones/
               12/8http://globoesporte.globo.com/ba/futebol/noticia/2015/12/devolvido-pelo-bahia-ao-cruzeiro-souza-deve-ir-para-o-futebol-japones.html
               12/18仮契約
               12/23現地でセレッソ入りの報道。契約は1年(完全かレンタルか不明)。
                   ※クルゼイロとの契約は1年残っている
               1/14加入発表(期限付き移籍:公式)

MFエジソン(フルミネンセ)・・・12/13興味&近日中にオファー
                 12/15Jean流出により、放出はないとの見方アリ
                 12/21残留の模様

FWブルーノ・メネゲル(大連)・・・12/27正式オファーを提示(スポーツニッポン)
                   1/14加入発表(完全移籍:公式)

MF清原翔平(金沢)・・・12/28獲得が濃厚
               12/29加入(公式発表)

FWリカルド・サントス(貴州人和(2016シーズンより北京人和))・・・12/28獲得することが判明(スポーツ報知)
                                    1/14加入発表(完全移籍:公式)

DF/MF山村和也(鹿島)・・・1/11完全移籍で獲得(スポニチ・報知紙面)→公式発表

FW澤上竜二・・・加入(公式発表)

FW岸本武流・・・加入(公式発表)

FW米澤令衣・・・レンタル復帰(公式発表)

MF木本恭生・・・加入(公式発表)

DF温井駿斗・・・レンタル復帰(公式発表)

DF小谷祐喜・・・レンタル復帰(公式発表)

DF庄司 朋乃也・・・加入(公式発表)

DF中澤聡太・・・レンタル移籍後の完全移籍(公式発表)

MF丸岡満・・・レンタル復帰(公式発表)

契約延長確定)
12/22:酒本・小谷・温井(U23)・阪本(U23)・沖野(U23)・米澤(U23)
12/25:武田・丹野・橋本・秋山(U23)・茂庭
12/30:山下・藤本・池田(U23)・小暮(U23)・西本(U23)
1/4:扇原・玉田・北野
1/7:丸橋
1/10:椋原
1/12:ジンヒョン
1/14:田代

退団確定)
楠神・岡田・永井・山口・染谷・
吉野・前川

<1/9 残留が基本線(エルゴラッソ紙面)>
FW:田代

<レンタル延長>
平野

<現時点での2016メンバー>
GK武田・丹野・北野・ジンヒョン
DF:小谷・温井(U23)・庄司(U23)・中澤・茂庭・藤本・山下・池田(U23)・小暮(U23)・丸橋・松田陸・椋原・田中・山村
MF:木本(U23)・阪本(U23)・沖野(U23)・酒本・橋本・秋山(U23)・丸岡(U23)・清原・西本(U23)・扇原・関口・ソウザ
FW:澤上(U23)・米澤(U23)・岸本(U23)・杉本・柿谷・玉田・リカルド・ブルーノ・田代

<未更新>
田代・平野



<現在のA契約25人枠対象者>
武田・丹野・藤本・山下・中澤・
茂庭・酒本・橋本・米澤・清原・
玉田・北野・松田陸・椋原・田中・
関口・山村・ジンヒョン・リカルド・ブルーノ・
ソウザ・田代
  計22人(3枠あまり)
 ※小谷が混じってたので修正

海外組)
キムボギョン・・・12/14全北現代移籍が決定的
         12/14その後「話が数回あったのは事実である。しかし、まだ確定されたものはない。
                 状況を見守らなければならない。進行中だ」と報道。中国の攻勢もある模様。
         12/23G大阪がオファー
         12/28全北行きが確定で、契約年数などの詰めに入った(韓国メディア)
         1/3全北加入(公式発表)

長谷川アーリアジャスール・・・12/15放出の候補にあがっている模様
                 12/24サラゴサを契約解除との噂あり(Twitterソース)
                 1/12タイプレミアリーグのシャンブリーが動いている模様

荻野賢次郎・・・12/16満了により新潟Sを退団。本人Twitterによると日本でサッカーをする模様

参考)
<直近のJ監督でフリー?な人リスト>
イビッツァ・バルバリッチ
トニーニョ・セレーゾ
パウロ・アウトゥオリ
マッシモ・フィッカデンティ
衛藤元
阪倉裕二

薩川了洋
小野剛
西野朗
川勝良一
大榎克己
樋口靖洋
美濃部直彦
柳下正明
倉田安治
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2016編成雑感  

大半の選手の去就が決まり、大まかな全体像が見えてきた今年の編成。
ここで一旦整理してみようと思います。

今回はポジション別の動向について見ていきます。
2015年末と2016年開幕のメンバーを比較してどう変わったかを見るのと、
セカンドチーム(U23)に行くであろう選手の構成を見ていきます。
2015年のメンバーはシーズン終了時のメンバーで、名前を括弧でくくっているのは未確定の選手です。


GK)
2015:ジンヒョン・丹野・武田・北野・松原(2種/U23)・前川(特指/U23)
2016:ジンヒョン・丹野・武田・北野

2015年のプロ契約の4人全員が契約更新。
誰が出てもそれなりにやれそうなのに、それが4人とも残留というのはちょっと驚きです。
考えられるのは、セカンドチームという制度ができたことにより出場機会が倍に増えたこと。
その上でトップチームの試合に出れるかもしれないというのは、
ポジションが1つしかないGKにとってはいい環境なんでしょうね。
国内でGK玉突きが起きたり、Kリーグでも玉突きが起きたりしていたのですが、4人全員が残るとは思いませんでした。

ただ、問題はその年齢構成。若手が1人もいない可能性があります。
去年は特別指定と2種登録で2名の若手がいましたが、松原はU18を卒業後に特にリリースもないので昇格はなさそう。
前川は3ヶ月で20日の活動がないと特別指定が延長できないという件がクリアできたか不明というのがあるのと、
実は大学の監督が名古屋へ行ったという事情もあって、ちょっとどうなるかわかりません。
特別指定は下部組織出身や卒業後の進路が公になっていれば20日ルールは適用されないので、
ひょっとしたら3年次でも卒業後に入団すると内定していれば20日ルールは適用されないかもしれません。
ここら辺はルールをよく調べる必要がありそうです。

現時点ではOA枠を使う可能性が高そうですが、
今後2種登録・特別指定・C契約外国人も含め、若手で動きがあるかもしれません。

CB)
2015:山下・藤本・染谷・茂庭・中澤・池田(U23)
2016:山下・藤本・茂庭・中澤・池田(U23)・庄司(U23)・小谷・山村

去年のメンバーから染谷が移籍して、その他は更新。
山村と新人の庄司が入りレンタルに出していた小谷が帰ってきて、数的には多くなりました。

セカンドチームには年齢的に池田・庄司が入るんでしょうけど、構成的に小谷もOAで入るかもしれません。
ちょっとダブついていると見るかもしれませんが、
OAだけで見ると去年開幕時は上の人数にレンタル前の小谷が入っていたので、同じ人数。
キャンプ前は多いかとも思いましたが、けが人が多くちょうどいいくらいでした。
山村はパス出しが出来そうなので、CBとしては染谷の役割が期待されていると思います。


SB)
2015:酒本・丸橋・椋原・田中・小暮(U23)・温井(U23)・岡田(U23)
2016:酒本・丸橋・椋原・田中・小暮(U23)・温井(U23)・松田陸

岡田が退団し、松田陸が加入となって数的には変わらず。ただ、OAが増えてU23が減った形です。
去年の使い方だと丸橋・田中がスタメン、酒本・椋原が代わりに入るかどうかで、
小暮・温井がセカンドチームといったところでしょうか。
ここに松田陸が入ってきますが、聞いている話では攻撃寄りということで、タイプ的に酒本とかぶるでしょうか。
個人的にはもう一列前もあるかと思っています。
田中・椋原が左右できるのと、松田陸も両方できるのかな?
ちなみに田中は去年の1試合辺りのクロス数がJ2上位で、松田陸もJ1のクロス数ランキングで上位。
前線のターゲットとなる選手を獲れれば、かなり効いてきそうです。

セカンドチームとしてはU23が2人いますが、怪我や累積警告を考えると少し足りない印象。
ここは下から呼んでくるか、OAもあるかもしれません。



ボランチ)
2015:山口・扇原・橋本・秋山(U23)・西本(U23)
2016:扇原・橋本・秋山(U23)・丸岡(U23)・木本(U23)・西本(U23)・山村・ソウザ

山口蛍が移籍して、そこをどう埋めるかがポイントになります。
ここにブラジル人ボランチのソウザが加入。
プレー動画やスタイルを見ているとタカとかぶる部分も多いです。
そういえば大熊清監督は運動量が多くて球際に強い選手を好むという噂で、
去年の就任後タカが外されていたことを考えると、タカの枠にソウザが入ることもありそうです。

トップチームには扇原・橋本・ソウザが計算出来そうです。
山村もここができますが、CBで考えているのかもしれません。
このポジションは4人がU23ですが、チーム状況によっては他のポジションでやることもありそうです。
また、丸岡はドルトムントでもう1つ前もやっていたので、そちらで考えられている可能性もあります。

なお、ソウザについてはデータを見ていると警告が多いです。
タカも結構多い印象で、控えやセカンドチームの選手には意外とチャンスがありそうです。
そういった選手がそのチャンスをモノにできるかどうか。


2列目)
2015:関口・楠神・パブロ・吉野・阪本(U23)・沖野(U23)・マグノ
2016:関口・清原・阪本(U23)・沖野(U23)

専門職としては、実はここが一番薄いポジション。
OAが2人だけというのはバランスが悪いです。
恐らくもう一列前や後ろの選手がここをやるケースも多いでしょう。
予想されるのは柿谷・杉本・ブルーノ・松田陸・酒本・丸岡辺り。
ただ、そのポジションが専門じゃないだけに、いろいろ不安があります。

セカンドチームとしては阪本・沖野辺りが該当するのかな?
それ以外のポジションの若手が試合に出るためにここをやるかもしれません。

ここだけ少し歪な構成なので、この後更に補強があるかもしれません。
例えば2列目の選手を補強したものの放出の話が聞こえてこないクラブの選手や、
開幕してから出番を失ってしまった選手や、運動量の多い汗かき役とか。
他のクラブの状況に注意しておいた方がいいかもしれません。


FW)
2015:エジミウソン・玉田・田代・永井・前川(U23)
2016:リカルド・玉田・(田代)・柿谷・杉本・ブルーノ・米澤(U23)・岸本(U23)・澤上(U23)

即戦力の新戦力が大量に加入。はっきり言って多すぎるくらい。
これは去年終盤の得点力不足が大きいんでしょうけど、玉田・田代の稼働率の問題もあります。
彼らは去年フルで出ているわけではなく、時々コンディション面の理由で抜けていました。
もちろん去年の指揮官の考え方で抜けた事もありましたが、そもそも年齢的に全試合90分というのは酷な話。
そう考えると、これぐらいいた方がいいという事情があります。

戦術面でいうと、下がったり流れたがる玉田・田代ではない、前で張れる選手が欲しかったというのもあります。
その枠として筋肉ダルマのリカルドと裏抜けが得意な曜一朗・ブルーノという選択でしょうか。
特にリカルドはそのフィジカルを生かしたハイボールへの対応やクロスからのシュートを期待され、
ここが勝てるとかなり助かります。
ただ、出れるポジションと選手数の差が大きく、2列目で使う選手もいそうです。
これはキャンプでの競争になるでしょう。

セカンドチームとしては米澤・岸本・澤上が該当します。
このポジションは競争が激しいので、3人ともセカンドチームからのスタートになりそうで、
だぶついたOAの選手もそっちに出るかもしれません。


スタッフ)
・監督に大熊清氏が就任
・強化部の小菊氏がヘッドコーチに
・FC東京の山崎氏が加入との報道あり
・モリシが強化部入り
・羽田コーチが鹿島に移籍
・ガンジーさんが福岡に移籍

大熊清強化部長がPOに続いて指揮をとることに。
個人的にはどうなんだろうという気がしますが、決まってしまったからには仕方ない。
逆に去年のような監督と強化部の齟齬というのが無くなるメリットをうまくいかしてほしいです。
大きなトピックスとしてはFC東京から山崎氏が加入との話があります。
彼はFC東京で一人一人のコンディションを管理していたといい、
去年けが人が多発したことへの対策と考えられます。
ここがうまく機能すれば、選手の稼働時間が伸びたりパフォーマンスが向上すると思われます。

ガンジーさんについては、残念としか言えません。
聞いた話だとクラブは更新しようとしたけど本人が断ったということで、
昇格できなかった責任を感じているようでした。
個人的には今後しばらくはブラジル人監督はないだろうなぁと思っているので、
一度外に出るのもありかなとも思います。
通訳は他にジャキソンさんがいますし、彼の兄が来るなんて噂もあるので、
一部で言われているブラジル人選手の契約がどうこうというのは心配しなくてもいいと思います
仕事自体を辞めたわけではないので、サッカー界に関わっていてくれればいずれ戻ることだってあるわけですし、
ほとぼりが冷めたころにしれっと戻って来てくれると信じて、のんびり待っておきましょう。



まとめ)
去年のメンバーの大半が残りそうで、スタメンクラスで抜けたのは蛍・染谷ぐらい。
フィードできる染谷がいなくなったのは痛いですが、山村が入れば穴は埋まりそうです。
蛍についてもソウザ・山村が入り、後釜は確保できました。
その上で、下部組織出身選手でスタイルのわかっている選手を複数確保し、同じリーグの中心選手を確保。
POを戦った指揮官の続投で、ある程度ベースのある状態からのスタートということもあり、開幕から力を出せる状態にあります。
J2で2年目にしてはうまくやったという印象。
あと考えられるのは2列目とセカンドチーム用の若手でしょうか。

監督大熊清としての評価は大宮時代の件で下がったかもしれませんが、
強化部長大熊清はかなりの成功の部類ではないでしょうか。

他を見ていると京都・千葉の大型補強が目立ちますが、実はそれ以上に現有戦力が抜けています。
特に千葉は去年のメンバーの2/3以上が移籍と異常事態。完全に別チームです。
できればこの2チームとは3月中、遅くても4月前半には当たりたいところ。
一方、他のクラブの監督を見ていると、一癖も二癖もある人ばかり。
恐らく彼らのチームが成熟してくる後半戦は厳しい戦いになるでしょう。
それまでにできるだけ勝ち点を伸ばしていくのが大まかな目標になるでしょうか。

柿谷曜一朗の違約金について  

というわけで、公式発表となりました。
完全移籍での復帰。
いろいろ言われていますが、現実的な選択だと思います。

さて、報道ではバーゼルでの現状の契約を解除するのに13億円かかると言われています。
ただ、この金額設定は「この金額を払えばバーゼルは契約解除を断らない」という意味です。
引き抜き防止や移籍ビジネスで高額な違約金設定をすることがよくあり、
過去には柏の田中順也なんかが高額な設定にしていましたが、
これはいわば市場の値札みたいなものです。
実際にはここから値段交渉を始めるスタートの金額であって、交渉次第で実際の金額が上下します。
競争相手がいれば釣り上がるし、売りたいけど売れないでしょう状況なら減額することもあります。

現状の柿谷曜一朗という選手は、試合に出ていないこともあって13億円では売れないでしょう。
ではどれぐらいの金額が妥当なのか。
バーゼルがセレッソに支払ったのが220万スイスフランとも250万スイスフランとも言われています。
ここから上か下かというと、最近の実績だと恐らく下になるでしょう。

ここに、違約金に関する記事があります。
該当部分を抜粋してみます。

Die Basler kassieren eine Ablöse für Kakitani, die bei etwa 700?000 Franken liegen dürfte.


なんか化けてますが、この700?000というのがその違約金に相当しそうです。
この?が何かの数字なら700万スイスフラン(8億2000万円)ぐらい。
桁数を表す「,」などの文字が化けただけなら70万スイスフラン(8200万円)となります。
某所で言われている8億円は700万スイスフランでの計算での数字と思われます。
(2015年1月8日現在、1スイスフラン=118円ぐらいのレートです)

セレッソは大きな赤字を出すと債務超過になってクラブライセンスに引っかかるという件がありますし、
このオフには杉本・清原・松田陸などの違約金が発生しそうな完全移籍が何件かあります。
8億円オーバーはとても出せる金額じゃないように思います。
考えられるのはスポンサーなどから特別な資金が出ている可能性でしょうか。
一方、8200万円は安すぎるような気もします。これが2〜3億円ならありそうな話なんですが。

ではどちらと見るのがよいのか。
同じ記事内の下の方にあるRadoslav Kovacの部分が参考になるでしょう。
同じように700?000という記載がありますが、これは彼がウエストハムからバーゼルの移籍時の金額。
Transfermrktを参考にすると、これは35万ポンド。
レート的にスイスフランの倍ちょっととすると、70万スイスフランになります。
こちらの金額の方が妥当な気もします。

数字だけ観ると13億円が1億未満というのはありえないというのもわかります。
ただ上にも書いた通り、あれは契約時に設定した金額で、状況の変わった今は現実的な金額ではないです。
過去には家長が高額な金額設定でしたが契約を解除してJに戻ってきた事例もあり、
こういった金額設定は価値が下がった場合には無視してよさそうです。
保有側も他に売れずに飼い殺しにして年俸を負担するより、安くても売った方がいいと判断したのかもしれません。

今のところ違約金の金額が出ているのはここだけですが、
普通に考えれば買ったときより価値が下がって違約金も下がるでしょうし、
思ったより安いですがありえそうな話です。

2015シーズンを振り返って  

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
というわけで、新年最初は2015シーズンの振り返りから。
といっても、2015シーズンはその前年の大きな変化と降格に至った流れが大きく関係しているので、
その少し前の2013年の出来事からの振り返りになってしまいます。
内容的には競技面というより編成・体制側の話が多いでしょうか。
かなり長いので、めんどくさい人は「2015シーズンの問題点」から読んでください。


まずは2013年からの流れを簡単に。
優勝争いに手が届きそうな2013年夏。このタイミングでセレッソはカカを取りに行ったそうですが、結局失敗。
個人的にはここが始まりだったという認識です。
獲得ならずということで夏の補強がなくなり、結局4位で終えてACL決定が遅れ、補強にも影響しました。
また、このオフの直前に強化部長が交代になりました。
大物外国人の獲得・人選において揉めたなんて噂がありますが、個人的には信憑性は高そうです。
このタイミングで強化部長・監督・コーチ・フィジカルコーチなど、体制一新となり、選手も結構整理しました。
ここが今に至る混乱が明らかになった瞬間ではないでしょうか。
この夏のタイミングでカカが獲れていれば、今の状況にはなかったのでは。今更なんですけどね。


2014シーズン。
大物外国人でいろいろ言われていますが、スポンサーの獲得に大きく寄与したことと新規サポが多数増えた面を見ると、獲ること自体は間違ってなかったと思います。
ただ、どうやって点を取るかの部分が構築できなかった。
ここは監督と大物外国人の人選も含めた編成に問題があったと考えます。
また、編成と監督選択のミス以外にもフィジカル・メディカル体制など、様々な問題がありました。
その多くは社長主導による2013年終盤の体制一新や編成と、夏の編成・監督交代劇が影響していました。
代理人界隈で「あそこは中がぐちゃぐちゃ」と言われていることがそれを物語っています。
まずはここにメスを入れないといけないということで社長の関与をなくす方向に動いたものの、
既に編成の時期が終わっていたことからカバーできるわけもなく、結局そのまま降格となりました。

勘違いして欲しくないのは、フォルランを獲ったから降格したってことじゃないんです。
クラブに足りない部分を大物外国人で強化したのではなく、
クラブに合うかどうか・チームをどうデザインするかを判断する仕事を目利きから奪って素人がかき回し、
強化部・指導陣・メディカル関係全てを一気に変えたのが大きかったと考えています。
その結果、編成に影響し、監督交代のタイミングと人選もミスし、あの結果になったと。


これを受けての2015年シーズン。
降格したことで選手への他のクラブからのオファーが殺到しました。
ここで思い切って大きく変革するというやり方もあったでしょうが、
これだけ混乱している状況の中、現状以上の戦力を獲るのも難しいですし、
それまでの路線(育成路線)を維持し、基本に立ち戻るという道を選びました。

この時点でのセレッソの経営状態について。
前年派手にお金を使ったため、2015シーズンに大きな赤字になって債務超過になると、一発でクラブライセンスに引っかかることに。
これを阻止・改善することが重視され、夏までの契約であるフォルラン・カカウが夏以降延長することはほぼ不可能に。

ならこの2人を売ればという考え方もありましたが、
フォルランについては今シーズンも契約を続行する延長オプションはフォルラン側にあり、それもままならない。
(そもそもここの資金や契約がスポンサー絡みだったかもしれないですが)
この中途半端な契約も前年の負の遺産の1つでした。
フォルラン側も移籍を模索していた気配はありましたが結局残留で、カカウも残留。
これで使える予算はかなり縮小されました。

予算が縮小されたことにより、現有戦力をいかに維持するかが鍵になりました。
まずは強化部の再生のため、外部から強化部長として経験のある大熊清氏を招聘。
大宮の監督として降格に関わったことからいろいろ言われましたが、GMとしての腕はまた別。
彼をうまく使いながら、内部では宮本氏が選手の残留に奔走しました。
ただ、大熊氏の人脈を使おうにも、この時点の就任では他クラブの事前交渉がかなり進んでいたでしょうし、
降格もあって本当に欲しい競合する選手に対してはかなり不利になっていたのは確か。

監督の選択についてはOBに求めましたがそこは断られ、
フォルラン・カカウを御することのできるという意味でブラジル人大物監督を選択。
この選択は(この時点では)悪くなかったようで、その他多くの選手をを引き止めることができました。
(ちなみにこの時名前が挙がった監督達が2015年に指揮したクラブは、黄善洪氏以外全員微妙な成績に終わっています
 もちろんリーグが違うので単純に比較できませんが)

補強についてはベテランを多数獲得。
そしてセカンドチームを睨んで新人も多数獲得。
メンツ的には昇格を十分狙える構成になりました。


2015年シーズン開幕。
悪くないスタートを切ったものの、時間が経つにつれて勝てなくなってきました。
機能しない433にこだわったり、うまくいっていたのに次の試合でスパッと変えて苦戦したりと、
サポにとっては不満のたまる試合が続きました。
舞洲での練習を見ていても物足りないという印象が多く、本当に大丈夫?という意見も多かったです。
そして怪我人が多数発生したこと。
中澤や田代、そして田中など、獲った選手が軒並みデビュー前に怪我で長期離脱。
2年連続での怪我人多発に、フィジコ・メディカルは何をしてるんだという意見が良く聞かれました。
全体練習のやり方にあるのかフィジカルメニューによるのかがわかりませんが、今後改善要です。

夏の移籍ウインドーの季節。
フォルラン・カカウの契約非更新が発表され、アーリアが移籍。
ここからチームを作り直すというのは規定路線で、監督交代するならこのタイミングですが、ここでは監督交代はなし。
去年替えすぎて失敗したという考え方なんでしょうけど、それが後々にも響いてくることになります。
ちなみにジャーン経由の外国人にこだわったのは、コネを使うことで安くとれる可能性があったからなのではと思っています。

夏以降、なんとか自動昇格圏のクラブに食らいついていくという状況が続き、一時は勝てば自動昇格圏というところまできました。
ただ、そういう試合で勝てない。
そして後半盛り返してきた福岡に抜かれ、監督交代も囁かれるようになりました。
そんな中、辞任騒動が発生。負のオーラに包まれたまま最終戦間際になり、ようやく監督交代。

ただ、これがハマりました。
もっと多くのことを仕込める監督ならもっと前でもよかったでしょうが、
気持ち重視の大熊清監督を起用するならここだったのは恐らく正解。
ただ、今シーズン積み上げてきたものがほとんどない状態でやれることを全て出せたものの
PO決勝では引き分けまでしか持ってこれず、残留となってしまいました。


2015シーズンの問題点


試合後に相手から「~はわかっていた」と言われるのを甘んじて受けるしかない日々。
何も積み上がらない戦い方でも監督を変えられず、あの騒動が起きてしまった。
若手もほとんど試合に出れず、ほんともったいない一年でした。

2015シーズンは何が問題だったのか。
監督がとか選手がというのも当然ありますが、
個人的には2014年の負の遺産が残っていたという要素が大きいと考えています。
クラブ内が混乱した中での降格で、それを元に戻すということで自分たちを縛ってしまった部分が大きいのでは。

降格により現有戦力を残すのが最優先で、前年のこともあり他から獲るのも難しかった。
前年の大赤字で大物外国人が夏までということで、そこからの再構築が必要という事情もありました。
そもそも大熊氏が強化部長になったのもシーズン終了ぐらいで、大熊色を出すにも出遅れていた面もあります。
でも、一番大きかったのは2014年の出来事を意識しすぎて動くべき時に動けなかったこと。
具体的には2015年途中の監督交代が遅れたことです。
本当に2014年の影響がデカかったし、もったいなかった。


2016シーズンに向けて

2016シーズンについて。
本来であれば強化部の権限を強くして、編成・監督交代の決断を強化部がするというのが筋です。
ただ、現時点ですでに強化部長=監督になってしまっていて、
監督交代の判断をすべき人が強化部の外にいる専門外の人になってしまっています。
ここが非常に懸念されるところです。
一方、大熊氏がある意味全権監督となり、強化部と監督のズレはないというメリットもあります。
ここはもううまくいくことを祈るしかありません。

強化部長の仕事については、小菊さんが強化部に残るなら大きなウエィトを占めることになるでしょう。
また、モリシが強化部に入るという報道がありました。
恐らくS級取得をにらんで時間に余裕のできるポジションにつかせたという小菊さんパターンなんでしょうが、
監督と強化部長の兼任による影響もあるでしょう。
そういえばモリシ強化部入りの第一報は黄善洪監督が浦項をやめて充電すると発言した後。
この時点で、S級の件以外にも大熊清監督続投というシナリオを想定していたのかもしれません。

ともかく、2014年の負の遺産の多くはリセットでき、ここからが本当の再スタートになります。
曜一朗や満・健勇などが帰ってきて、レギュラークラスもかなり残っています。
ここから巻き返していきましょう。

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