サッカーのお話

2016編成雑感  

大半の選手の去就が決まり、大まかな全体像が見えてきた今年の編成。
ここで一旦整理してみようと思います。

今回はポジション別の動向について見ていきます。
2015年末と2016年開幕のメンバーを比較してどう変わったかを見るのと、
セカンドチーム(U23)に行くであろう選手の構成を見ていきます。
2015年のメンバーはシーズン終了時のメンバーで、名前を括弧でくくっているのは未確定の選手です。


GK)
2015:ジンヒョン・丹野・武田・北野・松原(2種/U23)・前川(特指/U23)
2016:ジンヒョン・丹野・武田・北野

2015年のプロ契約の4人全員が契約更新。
誰が出てもそれなりにやれそうなのに、それが4人とも残留というのはちょっと驚きです。
考えられるのは、セカンドチームという制度ができたことにより出場機会が倍に増えたこと。
その上でトップチームの試合に出れるかもしれないというのは、
ポジションが1つしかないGKにとってはいい環境なんでしょうね。
国内でGK玉突きが起きたり、Kリーグでも玉突きが起きたりしていたのですが、4人全員が残るとは思いませんでした。

ただ、問題はその年齢構成。若手が1人もいない可能性があります。
去年は特別指定と2種登録で2名の若手がいましたが、松原はU18を卒業後に特にリリースもないので昇格はなさそう。
前川は3ヶ月で20日の活動がないと特別指定が延長できないという件がクリアできたか不明というのがあるのと、
実は大学の監督が名古屋へ行ったという事情もあって、ちょっとどうなるかわかりません。
特別指定は下部組織出身や卒業後の進路が公になっていれば20日ルールは適用されないので、
ひょっとしたら3年次でも卒業後に入団すると内定していれば20日ルールは適用されないかもしれません。
ここら辺はルールをよく調べる必要がありそうです。

現時点ではOA枠を使う可能性が高そうですが、
今後2種登録・特別指定・C契約外国人も含め、若手で動きがあるかもしれません。

CB)
2015:山下・藤本・染谷・茂庭・中澤・池田(U23)
2016:山下・藤本・茂庭・中澤・池田(U23)・庄司(U23)・小谷・山村

去年のメンバーから染谷が移籍して、その他は更新。
山村と新人の庄司が入りレンタルに出していた小谷が帰ってきて、数的には多くなりました。

セカンドチームには年齢的に池田・庄司が入るんでしょうけど、構成的に小谷もOAで入るかもしれません。
ちょっとダブついていると見るかもしれませんが、
OAだけで見ると去年開幕時は上の人数にレンタル前の小谷が入っていたので、同じ人数。
キャンプ前は多いかとも思いましたが、けが人が多くちょうどいいくらいでした。
山村はパス出しが出来そうなので、CBとしては染谷の役割が期待されていると思います。


SB)
2015:酒本・丸橋・椋原・田中・小暮(U23)・温井(U23)・岡田(U23)
2016:酒本・丸橋・椋原・田中・小暮(U23)・温井(U23)・松田陸

岡田が退団し、松田陸が加入となって数的には変わらず。ただ、OAが増えてU23が減った形です。
去年の使い方だと丸橋・田中がスタメン、酒本・椋原が代わりに入るかどうかで、
小暮・温井がセカンドチームといったところでしょうか。
ここに松田陸が入ってきますが、聞いている話では攻撃寄りということで、タイプ的に酒本とかぶるでしょうか。
個人的にはもう一列前もあるかと思っています。
田中・椋原が左右できるのと、松田陸も両方できるのかな?
ちなみに田中は去年の1試合辺りのクロス数がJ2上位で、松田陸もJ1のクロス数ランキングで上位。
前線のターゲットとなる選手を獲れれば、かなり効いてきそうです。

セカンドチームとしてはU23が2人いますが、怪我や累積警告を考えると少し足りない印象。
ここは下から呼んでくるか、OAもあるかもしれません。



ボランチ)
2015:山口・扇原・橋本・秋山(U23)・西本(U23)
2016:扇原・橋本・秋山(U23)・丸岡(U23)・木本(U23)・西本(U23)・山村・ソウザ

山口蛍が移籍して、そこをどう埋めるかがポイントになります。
ここにブラジル人ボランチのソウザが加入。
プレー動画やスタイルを見ているとタカとかぶる部分も多いです。
そういえば大熊清監督は運動量が多くて球際に強い選手を好むという噂で、
去年の就任後タカが外されていたことを考えると、タカの枠にソウザが入ることもありそうです。

トップチームには扇原・橋本・ソウザが計算出来そうです。
山村もここができますが、CBで考えているのかもしれません。
このポジションは4人がU23ですが、チーム状況によっては他のポジションでやることもありそうです。
また、丸岡はドルトムントでもう1つ前もやっていたので、そちらで考えられている可能性もあります。

なお、ソウザについてはデータを見ていると警告が多いです。
タカも結構多い印象で、控えやセカンドチームの選手には意外とチャンスがありそうです。
そういった選手がそのチャンスをモノにできるかどうか。


2列目)
2015:関口・楠神・パブロ・吉野・阪本(U23)・沖野(U23)・マグノ
2016:関口・清原・阪本(U23)・沖野(U23)

専門職としては、実はここが一番薄いポジション。
OAが2人だけというのはバランスが悪いです。
恐らくもう一列前や後ろの選手がここをやるケースも多いでしょう。
予想されるのは柿谷・杉本・ブルーノ・松田陸・酒本・丸岡辺り。
ただ、そのポジションが専門じゃないだけに、いろいろ不安があります。

セカンドチームとしては阪本・沖野辺りが該当するのかな?
それ以外のポジションの若手が試合に出るためにここをやるかもしれません。

ここだけ少し歪な構成なので、この後更に補強があるかもしれません。
例えば2列目の選手を補強したものの放出の話が聞こえてこないクラブの選手や、
開幕してから出番を失ってしまった選手や、運動量の多い汗かき役とか。
他のクラブの状況に注意しておいた方がいいかもしれません。


FW)
2015:エジミウソン・玉田・田代・永井・前川(U23)
2016:リカルド・玉田・(田代)・柿谷・杉本・ブルーノ・米澤(U23)・岸本(U23)・澤上(U23)

即戦力の新戦力が大量に加入。はっきり言って多すぎるくらい。
これは去年終盤の得点力不足が大きいんでしょうけど、玉田・田代の稼働率の問題もあります。
彼らは去年フルで出ているわけではなく、時々コンディション面の理由で抜けていました。
もちろん去年の指揮官の考え方で抜けた事もありましたが、そもそも年齢的に全試合90分というのは酷な話。
そう考えると、これぐらいいた方がいいという事情があります。

戦術面でいうと、下がったり流れたがる玉田・田代ではない、前で張れる選手が欲しかったというのもあります。
その枠として筋肉ダルマのリカルドと裏抜けが得意な曜一朗・ブルーノという選択でしょうか。
特にリカルドはそのフィジカルを生かしたハイボールへの対応やクロスからのシュートを期待され、
ここが勝てるとかなり助かります。
ただ、出れるポジションと選手数の差が大きく、2列目で使う選手もいそうです。
これはキャンプでの競争になるでしょう。

セカンドチームとしては米澤・岸本・澤上が該当します。
このポジションは競争が激しいので、3人ともセカンドチームからのスタートになりそうで、
だぶついたOAの選手もそっちに出るかもしれません。


スタッフ)
・監督に大熊清氏が就任
・強化部の小菊氏がヘッドコーチに
・FC東京の山崎氏が加入との報道あり
・モリシが強化部入り
・羽田コーチが鹿島に移籍
・ガンジーさんが福岡に移籍

大熊清強化部長がPOに続いて指揮をとることに。
個人的にはどうなんだろうという気がしますが、決まってしまったからには仕方ない。
逆に去年のような監督と強化部の齟齬というのが無くなるメリットをうまくいかしてほしいです。
大きなトピックスとしてはFC東京から山崎氏が加入との話があります。
彼はFC東京で一人一人のコンディションを管理していたといい、
去年けが人が多発したことへの対策と考えられます。
ここがうまく機能すれば、選手の稼働時間が伸びたりパフォーマンスが向上すると思われます。

ガンジーさんについては、残念としか言えません。
聞いた話だとクラブは更新しようとしたけど本人が断ったということで、
昇格できなかった責任を感じているようでした。
個人的には今後しばらくはブラジル人監督はないだろうなぁと思っているので、
一度外に出るのもありかなとも思います。
通訳は他にジャキソンさんがいますし、彼の兄が来るなんて噂もあるので、
一部で言われているブラジル人選手の契約がどうこうというのは心配しなくてもいいと思います
仕事自体を辞めたわけではないので、サッカー界に関わっていてくれればいずれ戻ることだってあるわけですし、
ほとぼりが冷めたころにしれっと戻って来てくれると信じて、のんびり待っておきましょう。



まとめ)
去年のメンバーの大半が残りそうで、スタメンクラスで抜けたのは蛍・染谷ぐらい。
フィードできる染谷がいなくなったのは痛いですが、山村が入れば穴は埋まりそうです。
蛍についてもソウザ・山村が入り、後釜は確保できました。
その上で、下部組織出身選手でスタイルのわかっている選手を複数確保し、同じリーグの中心選手を確保。
POを戦った指揮官の続投で、ある程度ベースのある状態からのスタートということもあり、開幕から力を出せる状態にあります。
J2で2年目にしてはうまくやったという印象。
あと考えられるのは2列目とセカンドチーム用の若手でしょうか。

監督大熊清としての評価は大宮時代の件で下がったかもしれませんが、
強化部長大熊清はかなりの成功の部類ではないでしょうか。

他を見ていると京都・千葉の大型補強が目立ちますが、実はそれ以上に現有戦力が抜けています。
特に千葉は去年のメンバーの2/3以上が移籍と異常事態。完全に別チームです。
できればこの2チームとは3月中、遅くても4月前半には当たりたいところ。
一方、他のクラブの監督を見ていると、一癖も二癖もある人ばかり。
恐らく彼らのチームが成熟してくる後半戦は厳しい戦いになるでしょう。
それまでにできるだけ勝ち点を伸ばしていくのが大まかな目標になるでしょうか。
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コメント

MFについてですが、丸岡はドルトムントでは二列目でずっと起用されてきたみたいで、本人もそのポジションを希望しているようです。

あとブルーノメルゲルですが公式ではMFとして扱かわれていて、丸岡と同じ左の二列目で起用されそうです。

手薄かと思われましたが、大丈夫そうですね。

jj #- | URL
2016/02/08 15:50 | edit

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