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今日は各国の外国人枠の違いについて調べてみようと思います。
なお、一応調べてはみたものの明確なソースがないものもあるので、
情報が古かったり間違ってたらごめんなさい。

まずは日本から。

日本(J1/J2)
・外国人枠3名
・アジア枠1名
・提携国枠1名
・アマチュアorC契約枠2名
・在日外国人枠1名
 (『日本で生まれ』かつ『日本で義務教育中であるか日本の義務教育を終了したか日本の高校・大学を卒業した』者)
※合計5人まで
http://www.j-league.or.jp/release/000/00005486.html

日本における外国人枠の扱いはこんなところです。
提携国枠とは、アジア戦略の絡みでJと提携している東南アジアの国の選手が対象となります。
Jリーグが提携しているのは
タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジア・シンガポール・インドネシアの六カ国となります。
なお、上記URLにはインドネシアはありませんが、2014年1月に提携国となりました。



次に日本以外の国について調べてみました。
と、その前に予備知識をいくつか列記しておきます。

EU加盟国は基本的に他のEU加盟国の選手を外国人とカウントしません。
これでEU圏内国でサッカー選手が自由に行き来できるようになり、
空いた外国人枠にその他の国の選手が移籍しやすくなりました。
日本人の移籍が多くなったのも、これが関係しています。
ただ、無条件にそれを許していると自国選手の働き場がなくなるため、
外国人の人数に上限を設定したり、自国選手枠や育成枠のような枠を作って
自国サッカー選手の育つ余地を作っているところもあります。
EU加盟国についてはいくらでもネットの記事があるので、ここでは割愛します。

またEFTA(欧州自由貿易連合)加盟国も同じ扱いをしている国がいくつかあります。
現状のEFTA加盟国はアイスランド・ノルウェー・スイス・リヒテンシュタインで、
いずれもEUには加盟していません。

その他ACP諸国(コトヌー協定加盟国)も扱いが違う場合があります。
ACP諸国とはアフリカ・カリブ海・太平洋諸国のことで、
EU諸国とACP諸国の間で結ばれた国際協定をコトヌー協定といいます。
対象国のリストは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%96%E6%B5%B7%E3%83%BB%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E8%AB%B8%E5%9B%BD
になります。
アフリカの選手が欧州に来ているのはこの辺りが大きいんでしょうね。

これらを踏まえて、各国の外国人枠についてまとめてみました。
ここからは情報だけ列記していきます。



欧州

ドイツ(ブンデスリーガ)
・ドイツ国籍6名必須
・地元育成枠6名必須
※上記12名以外は自由

参考)フットボールサミットの外国人枠について書かれた記事
http://www.footballchannel.jp/2014/03/17/post31023/


イタリア(セリエA)
・外国人「保有」に関する規定はないが、外国人の「獲得」について制限がかかる。
・EU加盟国・EFTA加盟国は外国人にカウントされない
・イタリア人女性と結婚/10年以上イタリアに居住するとイタリア国籍取得可能
・国内移籍の場合、外国人でもカウントしない(長友のチェゼーナ→インテルはノーカウント)
・獲得制限については以下の通り(いずれも国外からの選手獲得に制限がかかる)
  外国人保有0名→無条件で3名獲得可能
  外国人保有1名→無条件で2名獲得可能
  外国人保有2名→1人目は無条件で獲得可能。2人目は保有している外国人1名を国外に放出or契約解除
  外国人保有3名→1人目は無条件で獲得可能。2人目は保有している外国人1名を国外に放出(契約解除は無効)

参考)フットボールサミットの外国人枠について書かれた記事
http://www.footballchannel.jp/2014/03/17/post31023/2/


イングランド(プレミア)
・外国人を直接制限する方策はないが、後述するホームグロウン制度がある
・外国人の就労ビザの発給条件が厳しい
 (原則過去2年間のAマッチに75%出場。未達でも審議により特例もあり)
・EU加盟国・EFTA加盟国は外国人にカウントされない
・イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド・アイルランド国籍の選手は国内選手扱い
・22歳以上の選手は最大25名で、そのうちホームグロウンプレイヤーを8名登録する必要がある
 ※21歳の誕生日を迎えるシーズンにおいて3シーズンもしくは36ヶ月以上
  イングランドorウェールズでプレーした選手(国籍問わず)
・8名未満の場合は25名枠から削減(実質ホームグロウンプレイヤー以外は17名まで)
・21歳以下の選手には制限なし

参考)フットボールサミットの外国人枠について書かれた記事
http://www.footballchannel.jp/2014/03/17/post31023/3/


スコットランド
・ホームグロウン制度以外、イングランドと同じ


スペイン
・外国人枠3名(保有・出場ともに)
・EU加盟国・EFTA加盟国は外国人にカウントされない
・トルコおよびACP諸国(コトヌー協定加盟国)もカウントされない
・市民権を得た選手(5年以上居住)はカウントしない


ポルトガル
・登録6名、出場4名
・EU加盟国は外国人にカウントされない
・ブラジル人はポルトガル人と同じ権利を有するため制限なし


フランス
・外国人枠3名(保有・出場ともに)
・EU加盟国・EFTA加盟国は外国人にカウントされない
・トルコおよびACP諸国(コトヌー協定加盟国)もカウントされない


オランダ
・外国人の制限はない
・自国枠がある模様(但し人数は不明)


ベルギー
・外国人制限なし
・自国枠もない?

スイス
・スーパーリーグ(トップリーグ)の外国人枠は5。以下、カテゴリー毎に異なる。
・リヒテンシュタイン籍の選手は国内選手扱い
・EU選手は国内選手扱い
・15-21歳のシーズンに3年間スイスリーグに在籍したか、36ヶ月在籍した選手は国籍関係なしに地元枠とする

参考)スイススーパーリーグの公式HPにあるドキュメント。
http://www.football.ch/de/Portaldata/1/Resources/dokumente/offizielle_dokumente_/2014/WR_D_2014_Junineu.pdf
上記URLのArtikel 170-171辺りに記載あり(ドイツ語)




アジア

中国
・リーグ戦では最大7人登録可能。
・ACL時は3名+アジア枠1名になる


韓国
・3名+アジア枠1名
・北朝鮮の選手は外国人とみなさない
・外国人選手はGKとして登録・出場できない
http://ja.wikipedia.org/wiki/K%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF


タイ
・試合出場は3名+アジア枠1名
・保有は外国人7名
・2015シーズンから5名(3名+アジア枠1名+ASEAN枠1名)に縮小予定

参考)岩政選手のブログ
http://ameblo.jp/daiki-iwamasa/entry-11834985466.html


オーストラリア
・現状5名
・2015/16シーズンに4名に縮小、将来的に3名+アジア枠1名に合わせる予定。

参考)2015/16シーズン以降の外国人枠縮小に関する記事
http://qoly.jp/2014/02/18/21435-20140218-australia


北米

アメリカ(MLS)
・外国人枠はリーグ全体で152枠。19チームに8枠づつ分配。但しこの枠は取引可能。
・カナダのクラブはカナダ人を外国人とカウントしない
・国内選手とは、米国市民、永住者(グリーンカード保持者)、その他特別な状況(難民や亡命ステータス)の保有者

参考)MLS公式HPのドキュメント
http://pressbox.mlssoccer.com/content/roster-rules-and-regulations


欧州については基本的にEUという枠組みの中で選手が自由に行き来できるようです。
また、地元枠や育成枠を作ることで外国人という枠組みを取っ払うリーグもいくつかあります。
選手の行き来が激しいだけにそれぞれの国に戦略があって状況が違うこともあり、
今後も流動的かもしれません。


アジアに関しては、国ごとに細かい違いはあるものの、
基本的に3+アジア枠1という方向に収束していく気配です。
ただ中国の保有枠7というのは、ハズレ覚悟で外国人をかき集めて、
使える・機能する選手だけACL投入なんて力技が可能なんで、正直ずるいっすw
それは冗談としても、ターンオーバーできる選手層の厚さはこういう側面もあるんでしょうね。
ただこの枠を全部埋められるクラブもそうそうなく、
広州恒大にしても、中国代表をかき集める方向になっているようではありますが。
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ブ口グ管理人
Posted byブ口グ管理人

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