0 Comments

今回もキンチョウスタジアム関連のお話しです。

kousou.jpg

この図をいろいろ見ていましたが、報道に出ていた件も含めていくつか気になる点が。

<北と東のスタンドはいじらない?>
報道では今回の改修では西側と南側スタンドを改修するとの話が。
言い換えると、北側と東側はいじらないとも読めます。
気になるのは「最終的には4万人を目指す」「育成型スタジアム」なる言葉。
これは今回の改修では4万人規模にならない・今回が完成形ではないとも読めます。

<実際、今回の改修はどれぐらいの規模なのか>
実際にこの図の通りに改修したとしてどれぐらいの席数になるか考えてみます。
北側スタンド(今回改修するかわかりませんが)は現在2000席(100席未満は無視してます)。
改修するとすると、この図からだと元の大きさ(下の通路部分が現状のサイズと仮定)の3倍くらいでしょうか。
これで約6000人規模。

西側はちょっと読めませんが、後ろに6m・前に8m伸びたとして前後方向長さが20m→34mに増えるとします。
これに複数のスタンドを重ねることで現在の5000人→10000人になると予想します。

南側はこの図だけではわかりません。
報道では3層とも読めますが、これが西側スタンドにかかってるのか南も含めてなのか不明。
こちらがホームになるというなら、ドルトムントみたいに1層にするのがサポーターの要望だと思います。
今回は1層として考えてみます。

GoogleMapで測定する限りは前後方向に最大33mとれそうです。
今の南側スタンドが8mで1200人なので、4倍ちょっとで4000-5000人。
ちなみにこの図からすると西側のスタンドと同じくらいの高さになりそうで、
ピッチレベルからあの高さ(20mと想定)だとすると、スタンド前後方向が33mとして31度くらいになりそうです。
実際、最前列や最後尾の高さ、前後方向の席の部分の長さなどもあるのでなんともいえませんが、
1層なら結構傾斜はありそうです。

東側は変わらないとして12000ぐらい。
あとはコーナー席だけど3隅で1000ぐらいと仮定。
これを合計して32000-34000席といったとこでしょうか。明らかに4万人には足りません。


<4万人規模への道>
席を増やす方法論でよく勘違いされているのは、傾斜をつければ席数が増えるという論。
個人的にはこれはないんじゃないかなと。

stand.png

斜めの線がスタンドの傾斜と考えてください。
傾斜が変わっても、座席の前後方向の長さや前の席とのスペースが変わらないと、1人分の前後方向のスペースは変わりませんし、
逆に言うと傾斜が変わらなくても前との距離を詰めたり椅子の前後方向の長さを変えると席は増えます。
とはいえそこを狭くするのは観客の不満につながり、現実的ではありません。
というわけで、とれる席を増やすには、地面に投影した床面積を増やすことが大事になってきます。
傾斜は席数というよりも観客の視野が広がるというメリットの方がメインになります。

この床面積を増やす方法としては、単純に敷地面積を増やすことと、
スタンドを重ねて垂直方向に見て重複するスペースを増やすことが考えられます。
お隣なんかは敷地が広くとれたのでほぼ1層にできましたが、長居ではそうもいきません。
しかし、積み重ねる部分が今回のイメージ図にはかなり少ないです。
ここをもっと増やさないと4万人には届かないという認識です。

土地が限られている以上、人数を増やすにはスタンドを積み重ねる必要があります。
試算では西側か東側のスタンドを重ねて床面積を増やすことで、なんとか4万人になるはずでした。

イメージ2

これはキンチョウスタジアムの敷地で4万人規模のスタジアムになるために、どれぐらいのスタンドが必要かを計算し、
その数字をもとに作った簡単な図です(北側が下になっています)。
試算ではこれぐらいの床面積が必要で、今回の改修にはまだ足りません。
4隅がなかったり北側スタンドが公式のイメージ図より小さかったりと、形状が想定と違いましたが、
それでも東側を積み重ねないと4万人は無理な数字です。
おそらく東側のスタンドに手を入れないと届かないのでは。



「最終的に4万人が目標」、五輪やW杯の誘致は現時点では考えていない、「育成型スタジアム」。
普通に考えて今回の改修が最終形というわけじゃないですよね。
南側がお墓にかかってしまうという話(前回図示したように、これはないと思います)といい、
記事や議論の中でちょっとまだ誤解がいろいろあるような気がします。
スポンサーサイト
ブ口グ管理人
Posted byブ口グ管理人

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply